登場人物 |
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ホテンティア 名前は、高山植物のメアカキンバイ(雌阿寒金梅。バラ科の花です)の学名からもじっています。
学名は”Potentilla miyabei”で、高さ2〜10センチの黄色い花をつける多年草です。火山地帯で見かける花ですね。
キャラクターの性格は、北米ネイティブアメリカンの民話の、トナカイと人間の間を取り持つ少女アララナから来ています。
ですんで、本編のヒロインにも関わらず、団子鼻なんですね。余り目立たないように描いてはいますが。 |
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サキフラガ 名前は、高山植物のチシマクモマグサ(千島雲間草。ユキノシタ科の花です)の学名からもじっています。
学名は”Saxifraga merkii var. merkii”で、高さ2〜10センチの白い花をつける多年草です。雪に埋まる礫地に生えています。
キャラクターの性格は、ロシア民話の、巨大な岩の下に大切なものを置いてきてしまった少年キビアルから来ています。
だからというわけではないのですが、ボケキャラです。 |
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フェンステ 名前は、高山植物のイワブクロ(岩袋。ゴマノハクサ科の花です)の学名からもじっています。
学名は”Penstemon frutescens”で、高さ5〜20センチの赤紫の花をつける多年草です。火山地帯で見かける花ですね。
キャラクターの性格は、イヌイット民話の、氷の暴風の精霊アシアックから来ています。
ま、雪女的な性格で、あるきっかけで凶暴な性格が穏やかになって、優しくなるという経過を踏んでいます。
この作品時では、既に穏やかなキャラに変わったあとです。 |
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翼ジカ 名前は、ちゃんと別にあるんですが、いわゆるあだ名で通っているキャラです。翼ジカは、実際にいた巨大鹿です。
体高2メートルで、体重も1トン程度あった古代鹿です。角が鳥の翼のように広がっていたのが特徴ですね。
キャラクターの性格は、イヌイット(エスキモーと呼ばれていた民です)民話の、連続誘拐犯マーニックから来ています。
性格も、ワル系ですね。作者は結構気に入っています。こいつの話も時間があれば描きたいですね。
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イスロ 名前は、高山植物のクモマグサ(雲間草。ユキノシタ科の花です)の学名からもじっています。
学名はSaxifraga merkii var.idsuroeiで、高さ2〜10センチの白い花をつける多年草です。雪に埋まる礫地に生えています。
ほとんどサキフラガと同じ学名、実はこの二人は。。。なんてことはないんですが。
キャラクターの性格は、ネイティブアメリカン(インディアンと呼ばれていた民です)民話の、復活の湖のほとりに住む男から来ています。ですんで、少し仙人っぽい印象ですね。作中の泊の族長さんです。 |
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オキシリ 名前は、高山植物のジンヨウスイバ(腎葉酸葉。タデ科の草です)の学名からもじっています。
学名は、Oxyria digynaで、高さ15〜30センチの多年草です。花もつけますが地味すぎ。雪に埋まる礫地に生えています。
キャラクターの性格も地味ですね。とんでもない人生なんですけど淡々と生きているという感じ。だから生き残ったんでしょうね。焚き火を囲んで民話を語る爺さん、というイメージです。
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ケンテアナ 名前は、高山植物のタテヤマリンドウ(立山竜胆。リンドウ科の花です)の学名からもじっています。
学名は、 Gentiana thunbergii var.minorで、高さ4〜10センチの青い花をつける越年草です。湿原で見かけます。
これは民話に題材を取っていないキャラで、族長イスロの娘です。お嬢様っぽい一般人という性格ですね。 |
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バクシニ 出ました爆走キャラ。 名前は、高山植物のコバノクロマメノキ(小葉の黒豆の木。ツツジ科の木です)の学名からもじっています。
学名は、 Vaccinium uliginosum var.microphyllumで、高さ3〜10センチの赤紫の花をつける低木です。湿原で見かけます。
キャラクターの性格は、アメリカ大陸の勇者活躍民話の寄せ集めかな。アフロなのは、この押しの強い顔にサラサラ髪は無理があったのと、モンゴロイドが出てくる前の時代なので、ま、いいかな、と。
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リニューアルしたサキフラガとホテンティア |
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動物達、その他背景 |
作中に出てきた動物などを紹介していきます。ほとんどソ連時代に書かれたシベリア発掘本から取っています。 |
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馬 蒙古馬系のチェルスキー馬です。肩高135センチで、シベリア・アラスカ全域に生息していました。草、コケ、水草全般を食べ、沼でも高山でも森林内でも活発に行動していました。
化石発見地は、アラスカ、アメリカ、カムチャッカ半島、タイミル半島、ノボシビルツク諸島、ロシアのヤクート自治区、シベリア北東部、インジギルガ川上流です。
肉量は200キロ。
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バイソン 今のバイソンよりも1回り大きいです。肩高1.3M、体重1.5トン、両角の間隔は120センチ。馬とともに、この時代の主役です。
作中でも大群で移動していますが、乾いた大草原が良く似合います。森林内にも別の小型種がいました。
しかし、更に昔には、もっと巨大なバイソンがいました。体重2.5トン、両角の間隔は180センチという、サイ並のやつです。
化石発見地は、アラスカ、アメリカ、カムチャッカ半島、タイミル半島、内陸シベリア、インジギルガ川流域です。
肉量は250キロ。
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ホラアナライオン この作品の時代(24000前)では、既に絶滅していたと思われていますが、出しちゃいました。シベリア全域に棲んでいました。しま模様はなく、白っぽい色です。岩陰や低木の茂みの中に棲んでいて、馬や野ロバの群れを、水場や低木の茂みで襲ったと考えられています。アフリカのライオン同様、勢子と待ち伏せの2手に分かれて、集団で狩ったのでしょうね。子供は1度に2-3頭以内で産んだと考えられています。ロシアの沿海州では、トラと競合していました。
作画する時、アフリカのライオンを参考にしてみたのですが、熱帯の獣なので、暑さボケしているんですね。ですんで、シベリア虎を参考にして作画しました。虎っぽいのはそのせいです。でも、不気味さと幽鬼っぽい冷たい感じが出て、気に入っています。
でも、こいつら強すぎて、集団でかかられたらティア達はエサにされちゃうので、なかなか出せません。しくしく。
肉量は125キロ。 |
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ホラアナハイエナ いたんですねー。自分もびっくりです。もちろん、オオカミなんか餌です。歯並びはライオンやトラの猫科猛獣と同じで、アゴの力が強く、歯も大きいので、ほとんど全ての獣の骨を噛み砕くことができたと、考えられています。これも、ライオンと同様で、この作品の時代(24000前)では、既に絶滅していたと思われていますが、これは出さねば、と思って出しちゃいました。
指は4本。主な化石発見地はロシアの沿海州です。
肉量は18キロ。
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マンモス でました。これはシベリアマンモスの後期旧石器時代の冬毛タイプです。肩高3.5M、体重6トン、足の直径は30センチ、気になる牙は、オスで長さ3.8M以下重さは平均25-30キロ。メスで1.2M以下です。若いうちは牙の外側が、老いてくると上方が削れています。
牙の用途は諸説ありますが、餌となる松、カラマツ、ヤナギの樹皮をむくためと、クレバスの中の氷を掻きだすためと考えられています。
実際自分も森林組合で雑木林の掃除をした際は、フォークを使った経験があります。まとめないと、食べるのに苦労するからかな。しかし、北米や更に昔では、もっと巨大なマンモスがいました。肩高4M、体重10トン。寒冷地には適応していなくて短毛でした。
化石発見地は、ベーリング古陸、シベリア北東部です。
肉量は1トンから1.8トン。 |
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毛サイ これも、氷河期の目玉ですね。肩高1.5M、体長3.2M、体重は3トン。でかいでしょ。全身が長い粗毛と綿毛に覆われていて、首には長い剛毛がタテガミ状に伸びていました。さて、角ですが、根元の直径は20〜25センチで、中に骨は通っていませんが、丈夫です。 前の角は長さ80〜130センチ、重さは10〜15キロ。オスメス共に2本角です。性質は凶暴だったと考えられています。 氷河期最強の陸上動物ですね。河川の氾濫地や潅木の茂みに棲んでいました。餌は草と柔らかい木の枝でした。 化石発見地は、ロシアのインジギルガ川上流、レナ川流域、ビリュイ川流域、ヤナ川流域です。 肉量は600キロ。 |
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クマ ヒグマの写真しかなかったので、ヒグマです。灰色熊とか白熊は生息地が別なので、ここでは登場していません。
毛の色や体型の個体差が大きいのも特徴です。毛の色も、灰色から赤、黒まであります。マンガでは面倒なのでみんな白にしています。 肉量は190キロ。 |
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サケ(魚) 作中で出てくる大群はベニザケです。実際に見たらおおきいですね、これ。この他、北極イワナ、カラフトマス、グレーリングが、この辺りを代表する淡水魚ですね。海水魚になると、ニシンもでてきますが、作中では出る機会がありませんでした。 |
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羊 これはオマケ。今と同じヒツジです。
肉量は150キロ。 |
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蝶々 動物ではありませんが、出してみました。シベリアの写真集から加工しています。お花畑には蝶々は付き物ですし。 |
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