むかし話 第 3 部 昔の話編 設定資料集 {あかあかや先生のオリジナルマンガ、むかし話の第 3 部の設定資料集−その1−です。}

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むかし話 第 3 部 ふた昔前の話 設定資料集

  あかあかや先生の、むかし話 第 3 部の中の ふた昔前の話編 の設定資料集です。

設定資料画集

翼ジカ
翼ジカ

  第 1 部でも登場しましたね。今回の主人公です。何回か紙で描いていますが、初期設定に近づけてみました。
  話も第 1 部のずっと前の設定ですので、少し若い顔です。本名もあるのですが、作中では使わないだろうなぁ。
   一応、設定では本名は、高山植物のムシトリスミレ(虫取菫。タヌキモ科の草です)の学名をもじっています。
  学名は Pinguicula vulgaris var.macroceras で、高さ 5 〜 15 センチの食虫植物です。

フルテスセ
フルテスセ

  これも第 1 部の冒頭で登場しました。ティアの母親の姉です。キャラができたのが、10 年以上も前ですので、カンツァセ君と同様、髪型などに当時の影響が残っています。
  名前は、高山植物のイワブクロ(岩袋。ゴマノハクサ科の花です)の学名からもじっています。
  学名は Penstemon frutescensで、高さ 5 〜 20 センチの赤紫の花をつける多年草です。火山地帯で見かける花ですね。

ゲンティア
ゲンティア

  第 1 部のヒロイン、ティアの実母です。名前は、高山植物のユウパリリンドウ(夕張竜胆。リンドウ科の花です)の学名からもじっています。
   学名は Gentianella yuparensis で、高さ 10 〜 20 センチの赤い花をつける越年草です。風の強い草原で見かけます。
   キャラクターの性格は、ティアが陰のある大人になったらこんな感じ、というイメージですね。

アドスゲンとアストラハ
アドスゲンとアストラハ

・アドスゲン
  翼ジカの友人です。人が良いのが災い?
   名前は、高山植物のムラサキモメンヅル(紫木綿蔓。マメ科の花です)の学名からもじっています。
  学名は Astragalus adsurgens で、高さ 10 〜 60 センチの紫色の花をつける多年草です。火山礫原で見かけます。

・アストラハ
  アドスゲンの妹です。かなり背が低いキャラですが、お子様キャラではありません。
  名前も兄と同じ植物から採用しています。性格の良い兄を持つと、苦労するんだなぁ。

クロフィルン
クロフィルン
  若い石数えです。学者っぽいイメージですが、気が弱いのがね。
  名前は、コバノクロマメノキ(小葉の黒豆の木。ツツジ科の木です)の学名からもじっています。
  学名は Vaccinium uliginosum var.microphyllum で、高さ 3 〜 10 センチの夏緑矮性低木です。果実はおいしいそうですよ。
カエンフェとレドム
カエンフェとレドム

・カエンフェ
  有名な石数えです。参謀というところかな。ちょっと良い感じのおっちゃん。 名前は、カラマツ(唐松。マツ科の木ですね)の学名からもじっています。 学名は Larix kaempferi で、高さ 1 〜 30 メートルの夏緑高木です。この時代は、森がほとんどなかったのですけどね。

・レドム
  オサ人の一人です。ちょっとしか登場しないので、適当に設定しています。名前も適当。

レイニ
レイニ

  若い語り部です。いかにも!な感じのキャラだなぁ。彼女もクロフと同様、優等生タイプですね。
  名前は、ミネヤナギ(峰柳。ヤナギ科の木です)の学名からもじっています。
  学名は Salix reinii で、高さ 1 〜 2 メートルの夏緑低木です。

パコストレ
パコストレ

  被害者第1号ですね。そのくせ、かなりの好奇心持ちだったりします。 名前は適当につけました。

ラガリア
ラガリア

  被害者第2号です。パコストレにいつもくっついている娘ですね。 これも名前は適当です。

設定資料ストーリー

ふた昔前の話編 出来事

  •   第一部で、ティア達が翼ジカと別れてしばらくした頃まで時が逆のぼります。 翼ジカはティア達が峠の化物に驚いて逃げ戻ってくるとばかり思っておりましたが、 想像以上にお子様達は元気だったようで、そのまま黄昏の大地まで行ってしまったと カルダミやアソイェンに聞き、びっくりします。でも、追いかけようにも峠はすでに 雪に埋もれて通行止め。
      やれやれ。
  •   さて、前振りはこの程度で置きまして、ティアが赤ん坊の頃に話は逆のぼります。
      時は高原の民の大移動の真っ最中。峠越えの段。
      説得も空しく、ただ見送る姉妹は、フェンステ改め前のフルテスセ、ティアの実母のゲンティア。そこへ現れたるは翼ジカ一行、であればオレが連れてきてやるよと、勝手に即決して峠に駆け登ってまいります。さて。
  •   その頃、峠では石数え達が額を寄せて密談中。遅刻してやってきたクロフも加えてこの先どうしようと、大いに悩んでおりました。
      そのサマを目にした翼ジカ、けなします。あきれます。笑います。
      が、しかし。少々首を突っ込みすぎたようで。。。
  •   クロフという、お荷物一つ抱え込む羽目になった翼ジカ。しょうがねぇなとは言いますが、お前も人さらいを手伝えと命じます。
      まじめなクロフは正直に実行しますが、あんまし、かんばしくはなさそうで。
  •   お荷物がお荷物を呼びまして、踏んだり蹴ったりの翼ジカ。言い訳も通じず、キレて暴れても返り討ち。丈夫に産まれてよかったねぇ。
  •   はるばる山を降りてきた語り部さんと石数えさん。知りたいことがあったのですが性根ワルの姉妹に泣かされます。空もポツポツ雨模様。こきーん
  •   問答無用のカルダミ君、おかげで手持ちぶさたと、なりまして。友達ヅラしてたら、そのうち友達になったりして。
  •   流れ流されて北の果て。やってきました異人さん。 言葉が通じず、さてどうしましょう。
  • ふた昔前の話編完